対物保険は大事です。

雑記

私は通勤途中でフェラーリに遭遇する事がある。一週間で1回ぐらいの頻度だろうか。
このご時世にわざわざ見かけた位で記事に書く程では無いと思われるだろうが、出会う場所が問題で「すれ違いに気を使うような狭さのでこぼこ田舎道」という事だ。
一番最初に見かけた時は「あ〜ぁ、ナビに案内されてこんな道にあんな車で迷い込んだのかなぁ」なんて思いながらエンジン音を聞いていたのだが、その日を堺にたまに見かけるようになって観察していると、多分似たような時間に同じルートで通勤をしている感じがすると気付いた。

私は走りにくいこの道を通勤時間削減のために走っている。この道を毎日走るという理由で自分が乗る車はボロボロの軽で丁度良いと思っており、例え壁にこすっても砂埃で汚れても惜しくない車という意味で選んでいる。
そこでふと思ったのだが、お金持ちの感性になるとフェラーリという高級車が何かあっても惜しくない車になるのだろうか?
何せ10分ぐらい遠回りすれば広くてキレイに舗装された道路で通勤できるのに、わざわざこんな田舎道をリスクを抱えながら走るのだ、そう思わざるを得ない。
「お金持ちはすげーなー!もったいねーなー!」なんて見かける度に思いながら同じ方向に走っていたのである。

そう。同じ方向に走っている内はそんな呑気な事を思っていたのだ。
とある時にそのフェラーリが反対方向からやってきてしまった。なんだ、忘れ物でもしやがったのかと思うよりも先に「こわいこわいこわい!」と思った。そして私はかなり離れた所のすれ違える場所で安全に停車したのである。
ぜひ考えてみてほしい。ちょっとぶつかっただけで7桁の修理費用が掛かる事が珍しくない車がすれ違いにくい道で反対からやってくる恐怖を!
仮に双方過失有りの事故を起こしたとして、私のボロボロの軽が何台も買えてしまう金額の請求が来るのだ!1台のフェラーリという車のちょっとの傷の修理代で私のボロボロの軽何台も!
と、言ったものの対物無制限の保険に加入しているから、致命傷にはなり得ないのだがそれでも本能的に怖いものは怖いのだ。

どうか毎日反対車線を走っている車が事故をしない事を祈りたい。そして皆が対物無制限に入っていると信じたい。
そして是非!フェラーリのおじさまには忘れ物をしないように気をつけてほしい。


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