車の修理も「かかりつけ医」を作りましょう：IQねこ

簡単に言うと「車のことなんてよくわからないから専門家に任せたい。でもなんか足元見られてる気がするから信用しきれない！怖い！でも損したくない！」という人への立ち回りの一例ですね。

生涯で払う自動車関連の費用は平均で３０００万前後と言われてるらしい。
なので１回のメンテナンスや修理が高くなりがちだね。
だからこそうまく立ち回れれば、「節約効果は高い・安全に整備された車に安心して乗れる」という大きなメリットがある。

まず前提条件として「良いお客様には良いサービスを提供する」という健全な考えのお付き合い相手を探します。
そして相手が求めている事をしてあげて、嫌がる事をしないようにする。
そうすると相手も「良いお客様」を逃しまいと勝手に「良いサービス」を提供してくれるようになる。
一方的に利益を受け取るだけの関係は成り立たないので、自分は何を提供しているかを効率的に考えると良いよ。

確かにそこが最難関で、付き合う相手を間違えたらいつまで経っても報われないからね。
手っ取り早いのは「良いお付き合いを構築できている人に、紹介をしてもらう」だと思う。
個人的な話なんだけど、自分のお客様から「知り合いが事故したから見てあげてよ」と言われた時が一番気を張るんだよ。
絶対に紹介元の顔に泥を塗る訳にはいかないのと、紹介から広がる顧客は企業としてとても大事にしたいので、多分一番本気で仕事をしてるケースだろうね。

それも方法の一つではあるけど…
気をつけてほしいのが身内というのは無条件に優しくしてもらえると勘違いしないようにね。
労働者は会社の利益を追求するのが仕事なので、そこを理解せずに身内という関係性だけで安くして！って話はちょっと厳しい。会社内での立場もあるからね。
良くある話で、「身内だけど別に特別扱いはしない。してもらえない」という状況は、持ちつ持たれつの関係が崩れてる事に原因があったりする。

身内とか紹介とかの前提は無しで話すと…
・まず安定して来店してくれる事。
浮気しないなら今日無理矢理売りつけたいという気持ちがなくなる。提案だけしておけば販売はまた今度で良いと考えるよ。お互い楽だね。
・自分の車の状態に興味を持っている事。
車にかかる費用を「安全に乗る為の必要経費」だとわかってる人だと、不必要に不安を煽らなくて済むし、話が早い。
「販売スタッフが売りたいが為に大げさに言ってくる」と受け取ってしまうタイプのお客様は、整備士として不良箇所を見てしまった以上は伝える義務があるので提案をするけど、あんまり親切な話はしなくなると思う。
・サービス提供者の時間を大事にしてくれる事。
我々労働者は会社から雇われている時間をどれだけ利益に変えられるかだからね。
例えば予約時間から遅刻して怒る事はないけど、間違いなく心の中で良くは思ってない。
その反面、こちらのタイムスケジュールや納期を配慮してくださるお客様は時と場合により神様に見える時もある。それだけで優しくしたくなったりする。

うん、まだまだ日頃思ってることは多くて言いたい事が山のようにあるよ！
でもこれは俺の場合のケースだし、他のサービス提供者に当てはまるとは限らないのでここでやめておく。
ただ間違いなく言えるのは、ただ一方的に良いサービスを受けたいというのは長続きする関係ではないという事だね。

この記事の冒頭で話した「足元を見られてる気がする」って実は厄介なんだよ。
「損をさせられてる気がするから安全整備を怠る」という事になるからね。
車って何もしなかったらいつかどこか突然壊れるんだよ。
整備的にも気持ち的にも安心を得られるなら、ちょっと苦労する価値はあると思わない？
それに金銭面的にも得するよ。どうだろう？1割2割ぐらいは安くなるんじゃないかな？

ここに居るでしょ？
接客に見積、板金塗装も軽整備をばっちり出来るそれなりに優秀な「ねこ」が！

……。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。